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好きと伝えずに後悔

二十歳の頃から働き出したバイト先に大好きな先輩がいました。完全なる一目惚れでした。

最初は違う部署で働いていたのですが、通路ですれ違いざまに目が合って、決してカッコいい人ではないのですが、それから忘れられなくなったんです。

その後も何度か顔を見ては気になって仕方なかったのですが、ある日異動でその部署に行くことになりました。

話してみると、穏やかで優しくて益々好きになりました。でも、好き過ぎるあまりに、だんだん接し方がぎこちなくなって、相手を苛立たせてしまうことも増えました。

そんな時、残業で2人きりで作業することがあり、ドギマギしながらもポツポツと会話した事がキッカケで徐々に会話したり、ふざけたりできる関係になりました。

いつか「好き」と伝えなくては、と思いながら2年は経ったと思います。恋愛に不慣れな為に、なかなか前に進めずにいた所、人づてに彼に彼女ができたと聞きました。

彼女ができたことよりも、その相手がショックでした。彼女も職場の人で、どちらかというと私が苦手な人だったからです。

彼はそのまま彼女と結婚し、新婚旅行のお土産をくれ、娘が生まれた話を幸せそうにしてくれました。泣きそうになりながらオメデトウを言うのが精一杯でした。

それから私はバイトを辞め、その後に付き合った人と結婚しました。

夫と結婚した今はとても幸せです。

ただ時々ふと彼を思い出すことがあって、せめてあの時好きだと伝えておけば、こうして思い出す事もなかっただろうなと思います。

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